2024.04.08
安藤百福賞は、食科学の振興ならびに新しい食品開発に貢献する基礎研究者、開発者、およびベンチャー起業家を対象に授与されるもので、最高賞である「大賞」が選ばれたのは、今回で15回目です。
奥野代表理事は、医療や創薬に関するビッグデータや人工知能(AI)、スーパーコンピュータ「富岳」を用いたシミュレーション科学の世界的研究者であり、予測AIの研究では、健康診断結果を基に3年以内の疾病発症を予測するAIを開発し、さらに発症が予想される疾病の個人別の予防方法を提案するAIも開発しました。医療や創薬の最先端技術を食科学に応用し、おいしさと健康を両立する新たな「食」によるウェルビーイングの向上を目指す研究が時代の要請に応えるものとして高く評価され、今回の受賞に至りました。
大賞受賞記者会見、表彰式・記念講演会は2024年3月12日(火)にホテルニューオータニで執り行われ、来賓として坂本哲志 農林水産大臣よりご祝辞をいただいた後、小泉純一郎 食創会会長より受賞者へ表彰状が贈呈されました。